カントを冒す?

 『純粋理性批判』 第一版序文 第一文「人間の理性は、或る種の認識について特殊の運命を担っている、即ち理性が斥けることもできず、さりとてまた答えることもできないような問題に悩まされるという運命である」 身近な例に引き寄せれば、上記の引用は何を語っているのだろうか。これはごく平凡な、日常的な、それでいて<慣習>的な場面。……すなわち「顔(visage)」。他者は何であるか、他人は何であるか。「おまえ、誰...